皆さんこんにちは
株式会社トーラスです✨
本日は石積接着補強(モルダム)工事の
施工例を紹介したいと思います👷
大阪府 泉南郡
施工前


ご相談内容
石積右手側にある通路が小学生の通学ルートになっているそうで、石積が倒壊しないよう補強を行いたいとのこと。
高さがない石積でも頻繁に人が通るルートであれば倒壊した際の危険性が高まります。
積み方は乱積みで、背面の土砂の上に大小様々な石を組み合わせて積み、隙間をモルタルで埋めています。
※モルタル…セメントと砂を1:3混ぜそこに適量水を混ぜ合わせつくる建築材で目地の補強や仕上げ材に一般的に使われるものです
表面の目地は劣化が目立ち、場所によってはハツらなくても手で簡単に取れてしまいました。


対応
こうした石積の場合、コンクリート擁壁に補強する方法が一つ考えられます。
しかしコンクリート擁壁の場合補強自体が前面にせり出す形になってしまいます。さらに大きな機材も使用する為狭い箇所での施工に向いていません。
石積接着補強(モルダム)工法では前面にせり出すことなく補強が可能な為、今の箇所だけでの施工が可能です。
さらに大きな機材も使用しないので今回の現場の様な奥まった箇所でも作業出来ます。
また費用もコンクリート擁壁を作るよりも安く抑えることが可能です。
ハツリ作業

注入するにあたり不要なモルタルを除去します。
石同士を支えているモルタルもあるので、ハツった際に崩落してしまはないよう留意します⚠

土砂が流出して奥の方まで大きく空洞化しています
こうした空洞が増えると石同士が支えきれなくなり崩壊します。
石積の内部の洗浄

大量の水を使い石積内部の洗浄を行います。
土砂だけでなく落ち葉やゴミなどモルダムを注入する際に不要な物は出来るだけ掻き出します、隙間に入っている小さな石も取り除きます。
ユニレックス散布

モルダムを注入した際に石との接着性を増す為、石積内部だけでなく石の淵までしっかり塗布します♪
水抜き材の設置
専用の水抜き材を等間隔に設置することで水が抜けるようになっており、モルダム注入後、石積内部に水が溜まり、土圧を上げない様に配置します。
作業終了後石積表面に合わせて長さをカットするので目立つこともありません(゜゜)
モルダム注入

注入したモルダムは30分程で硬化してしまうので、素早く成型作業員が対応します。
夏場は硬化時間が早いのでスピードが求められます😶
仕上げ作業

コテにて成形しモルダムを刷毛を使い綺麗に整えていきます。
この際、石の淵に隙間が出来ないように石の周りを仕上げます🖌

石積の高圧洗浄

注入が完了した後は石積に高圧洗浄をかけます。
石に付いた不要なモルダムと汚れを飛ばすことでき仕上げが綺麗になります。隣家がある時は飛散防止シートを使い汚れた水が飛び散らない対策もしております。
施工後 比較


施工後 比較


施工後 比較


大きな空洞だった箇所にも充分な量のモルダムを注入し補強出来ました。
トーラスは石積み災害防止工法研究会の岡山県支部、大阪府支部、広島県支部の支部長でもあり、岡山県、大阪府、広島県またその近郊での現地調査、お見積、アドバイス等を無料で行っています。
その他の地域におきましても対応出来る場合が多くございますのでお気軽に問い合わせください。
ご相談お見積りは無料ですのでまずはお気軽にお問い合わせを🐐
石積接着補強(モルダム)工事に関する詳細なページは
こちらから
今回の現場では石積接着補強(モルダム)工事の新規施工パートナーの方も来られ、弊社の代表が説明を行っていました。


