これまでの石積みの補修はモルタルを石積みの目地部に詰めるだけの補修が大半でした。しかしながら、この方法ではモルタルに接着力が殆どないことや、内部へモルタルを確実に詰め込むことができないことなどから、すぐに同じように亀裂等の変状が発生してしまう場合が多くありました。
また、水抜きの処理を行っていない場合などでは、その補修が原因で崩壊した事例もありました。
そこでトーラスでは、従来のモルタルによる補修方法では安全を確保できないと判断し、新しい対策として、石積みそのものをやり替えることなく、水も抜けるという独自の石積み補強方法の、
九州防災メンテナンスの特許工法(特許第5686446号)「モルダム工法」を採用しました。
優れた接着力を有する、石積専用充填剤を石積みに注入することで、石積み内部から補強することができます。