トーラスのブログはチャレンジと言いながら、山羊一色なのですが、
たまには電子回路の話もしたいと思います。
2015年10月に発売された、P社のネットワークSDカードレコーダーは、
コンパクトで使いやすく、町内会さんの防犯カメラなどにはお勧めで、 肝心な時までほったらかしにできます。
でも、ただ一つ不満があって、屋外設置する場合は収納箱に納める為、 レコーダーの動作が外からは全く判りません。
製品についている取扱説明書の設置編には、 重要として、「本製品は公衆ネットワーク等による通信機能を備えていない為、 システムの異常を遠隔に通知する機能がありません。 収納キャビネットに入れて本機の状態が確認できない場合は、 アラーム出力端子によるシステム異常出力を使用して、 収納キャビネットの外部に表示する仕組みを必ず設けてください。」
と記載していますが、レコーダのオプション製品を見ても記載がない。 なんのこっちゃ、多分キャビネットの外部に表示する仕組みというのは、 表示灯やパトランプの事を言っているのだろうけど、 アラーム出力に対応している表示灯、パトランプの値段が非常に高い ということで、予算もないので自分で作ってみましょう。
アラームの出力は、オープンコレクタ出力なので、Arduinoを使用、 Arduinoは結構出来上がっているチップで、種類もたくさん出回っており、 書き込む命令も共通なものが多く、値段も一つ1000円以内で購入できるため、 基盤、ケース、端子を入れても2000円ぐらいで作れます。
Arduinoは機種によって制約はありますが、ある程度自由にピン設定が可能で、 使用できるピンの一つをアラーム入力とし、残りのピンにLEDを光らすと言う 設定が簡単にできます。 またUSB電源供給が可能なので、電源アダプターの入手にも困りません。
まずは、Arduino UNOをPCとUSBで接続し、PCからプログラムを転送、
Arduino単体で動作確認し、問題なければArduino Nanoを基盤に設置し、
配線、外部端子をケースに設け、プログラムを書いて出来上がり。
この外部端子にLEDを付けると、アラーム状態に対して点灯します。
完成、それでは・・・・