こんにちは。
「石垣・石積み・各種擁壁の補修、補強」「やぎさんレンタル」「電気通信工事業」を展開している株式会社トーラスです。
実家の片付けや相続、住まいのリフォームを機に、敷地内にある古い石積み擁壁の安全性に不安を感じる方が増えています。古い石積み擁壁は、壊して真っ新なコンクリート擁壁に作り直さなければならないと考えている方も多いでしょう。
しかし、石積み擁壁を完全に解体してコンクリート擁壁に作り直すには、想像以上の莫大な費用と期間が必要で、さらに地盤沈下などのリスクも伴います。
先人が知恵を絞り、職人が一つひとつ積み上げた石積み擁壁には、コンクリートには決して真似できない圧倒的な魅力と優れた構造が眠っています。この記事では、安易な解体・作り替えを踏みとどまるべき理由を「美観・排水・長寿命」という3つの軸から解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
■ 【美観の軸】年月が価値を高める「経年美化」の情緒

石積み擁壁には、歳月を重ねるほど増していく魅力があります。ここでは、コンクリート擁壁との違いや経年美化の魅力について解説します。
1. コンクリートと石積み擁壁の比較
コンクリートの壁は、完成した瞬間が最も美しい状態です。時が経つにつれて雨染みで黒ずんだり、ひび割れが目立ちはじめたりと、どうしても経年劣化による見た目の変化は避けられません。
鉄筋コンクリート造りの擁壁の耐用年数は一般的に50~60年程度が目安ですが施工条件、施工品質等によって20年程度で劣化するものから100年以上持つものまで差が出るのが現実です、土木の現場感覚としては50年はもつ設計だが20年程度を過ぎると劣化が顕在化し易いと言うのが実態に近い評価です。
何故100年以上持たないかの大きな原因が中性化・塩害・ひび割れ等からくる内部鉄筋の腐食です。

一方、天然石を用いた石積み擁壁は、経年劣化とは真逆の「経年美化」が大きな魅力のひとつです。年月を経て少しずつ苔むし、周囲の植栽や自然になじむことで、独特の風格や味わい、高級住宅街のような邸宅感が増していきます。
2. 地域の美しい景観を次世代に継承
職人が一つひとつ石の表情を読みながら積み上げた壁は、唯一無二の芸術品です。その土地の石を使った石積みは、地域の歴史や風土、アイデンティティそのものといえます。そんな石積み擁壁を無機質なコンクリートへと安易に変えてしまうのではなく、美しく残すことは、地域の景観を次世代に継承するという大きな社会的意義があります。
■ 【排水の軸】大雨や地震から土地を守る「柔構造」と「排水性」

コンクリート擁壁の弱点と石積み擁壁の強みについて、それぞれ解説します。
1. コンクリート擁壁の盲点:恐ろしい「水圧」
近年のゲリラ豪雨などでコンクリート擁壁が突然崩壊するニュースを目にする機会が増えましたが、その原因の多くは背面に溜まった水が抜けなくなることで発生する過剰な「水圧」です。コンクリートは水を一切通さないため、万が一排水穴が詰まってしまうと、地盤の中に膨大な水が溜まり、水圧によって一気に崩壊してしまいます。
2. 石積み擁壁の驚異的な「水はけのよさ」
石積みの最大の強みは、石と石の間に無数の隙間があることで、どんなに大雨が降っても自然に排水ができる点です。裏山の水分が自然に外へと染み出し、地盤内部の水圧を自動的に逃がし続けることが可能であるため、「大地とともに呼吸する壁」といわれるほど、高い防災力を発揮します。
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■ 【長寿命の軸】適切な「手当て」で100年先へ受け継ぐ資産へ

石積み擁壁は、適切な「手当て」を施すことで、長く受け継ぐことが可能な資産となり得ます。ここでは、石積み擁壁の補修のメリットについて解説します。
▼石積み補修費用に関する過去の記事▼
https://j-torus.co.jp/blog/blog/210513
「石積み補強」の施工報告書が不動産の資産価値を上げる
当社では民間のお客様でも工事中の経緯が工程毎に分かるように工事完了後には全てのお客様に施工報告として工事写真帳と自主検査表を合わせて提出しています。
お客様が施工中に立ち合い確認出来なかった部分でも施工後に確認頂く事が出来ます。
また擁壁付きの土地を売却される際、擁壁付きの土地は資産価値が下がるわけではないが擁壁の状態、材質、築造年数、法令の適合性によっては大きく価値が下がる場合があります。
変状がある擁壁を放置していれば買い取る側はマイナス査定で値を下げる理由となりますが石積補強(モルダム工法)を実施している記録を見せる事で買い取る側の不安要素が減りプラスの要因にもなります。
■ なぜ「石積みは危険」と言われてしまうのか?

特に古い時代に作られた石積みは、危険というイメージをもたれているケースが多いです。しかし、その多くは誤解であることも珍しくありません。ここでは、「石積みは危険」というイメージがある理由について解説します。
1. 構造ではなく「メンテナンス不足」が原因
機能性が高く経年美化が魅力である石積みが「危ない」と誤解されてしまうのは、石積みそのものに問題があるからではありません。危ないとされるケースの多くは、長年放置したことによるメンテナンス不足や、隙間をコンクリートで完全に埋めて水抜き穴を塞いでしまうような過去の不適切な改修が原因です。
2. 現代の環境変化による「慢性的な疲労」
過去に比べて石積みの近隣の車の往来による振動が増えたり、大型台風やゲリラ豪雨が増えたりしたことで、石積みの内部(背面の土砂)に少しずつ緩みや空洞が生じているケースがあります。
人間に置き換えると「慢性的な疲労」のようなもので、適切な治療(補強)さえ施せば、本来の優れた耐久性と機能を100%取り戻すことが可能です。古いからという理由だけで安易に壊す必要はありません。
■ 亀裂や孕み出しを見つけたら、まず「無料現地診断」を

大切な石積みにひび割れやズレ、はらみ(前へのせり出し)などの不具合を見つけたら、「取り壊すしかない」と諦める前に、まずは「補修して活かす」という選択肢を思い出してください。
私たちトーラスは、特許工法である「モルダム工法」や「PDR工法」を軸にした、石積み擁壁補強の専門家集団です。現地調査・お見積りは完全無料です。強引な営業や後からの催促などは一切行いません。
「まずは我が家の石積みの状態を見てもらうだけ」という動機でも大歓迎です。あなたの大切なご家族の安全と、価値ある財産を守るために、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
【無料相談・お見積りはこちら】
https://j-torus.co.jp/ishigaki
主要対応エリア: 岡山県・大阪府・中国地域・近畿方面・四国
(※その他エリアにお住まいの方も、まずはお気軽にご相談ください)
「古いから」という理由だけで、先人が作った価値ある石積みを壊し、莫大な費用をかけてコンクリートに変える必要はありません。費用、安全面、環境や景観への配慮、どの角度から見ても、「壊さずに活かす」という石積み補強は、現代における最もスマートで経済的な選択肢です。
高額なコンクリート工事の契約書にサインをしてしまう前に、まずは石積みの価値と再生ルートを知る専門家へ、ぜひお気軽にご相談ください。株式会社トーラスは、皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。
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