石積み擁壁の種類や特徴を解説!【石垣・石積補強はモルダム工法の専門家トーラス】

こんにちは。岡山を拠点に各地で「石垣石積みの補修、補強」「やぎのレンタル」「電気通信事業」を展開している株式会社トーラスです。


擁壁補修とは、擁壁の強度を高め、安全性を高めるための工事です。擁壁には鉄筋コンクリート擁壁や無筋コンクリート擁壁、ブロック擁壁、石積み擁壁などの種類があり、土地の地盤や高低差、崩壊リスクなどに応じて適切なものを選択します。


この記事では、石積み擁壁の種類や特徴、擁壁補修の際の注意点などについて解説します。擁壁補修を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。



■石積み擁壁の種類



石積み擁壁には、主に間知石、自然石、玉石、コンクリートブロック、割石の5つの種類があります。ここではそれぞれの特徴について解説します。


・間知石

間知石とは、主に石垣や擁壁、土留めなどに用いられる土木建築資材です。石やコンクリートをブロック状に加工したもので、1つのブロックは1辺30cmほど、6つ並べると180cm(一間分)となることから名付けられました。


正方形や長方形、六角形などの形状があり、形状によってさまざまな積み方があります。また、石同士の境目がわかりにくいものや面取りされているものなど、加工方法にもさまざまな種類があります。形状によってさまざまな積み方があり、加工方法によって見た目の印象も変わるため、安定性と景観を両立しやすいといえるでしょう。


・自然石

自然石は、自然の中から採取された石材で、人の手による加工がほとんど加えられていない自然な風合いを楽しめるのが特徴です。自然石特有のぬくもりや、地域の景観に調和する美しさを演出できるのが大きな魅力です。時を経るごとに表情を変えるため、景観や個性を重視する場所への施工に適しています。


・玉石(たまいし)

玉石とは、川や海など自然の力で丸みを帯びた石のことです。美しい見た目が特徴であることから、主に庭園や河川の護岸、石積み擁壁の装飾などで使用されます。ただし、強度を保って美しく積み上げるのには熟練の技術が必要です。


・コンクリートブロック

コンクリートブロックは、工場で製造されたコンクリート製の資材で、穴の空いたブロック状に成形されたものです。壁や塀、土留めなどさまざまな用途で使用される資材で、JIS規格によるサイズや強度が定められています。鉄筋やモルタルと組み合わせることで高い強度を発揮し、施工性の高さも魅力のひとつです。


一般的によく使われる無地タイプのほか、デザイン性の高い化粧ブロックもあり、使用場所に応じて選択することが可能です。また、コストパフォーマンスが高い点も特徴のひとつです。


・割石(わりいし)

割石とは、自然石を割って積みやすいように加工した石材のことです。自然の風合いをもちながらも、人工的に石の形を整えているため、角張った形状で積みやすくなっているのが大きな特徴です。積み重ねた際にも隙間が少なく、安定感のある仕上がりになります。規則的な形状で重厚感のある印象に仕上がるため、力強い印象の景観に適しています。



■近年間知石の石積み補強の依頼が多い?



参照:施工事例より


トーラスでは、間知石の施工が全体の5割を占めている現状があります。間知石の施工が多い理由にはさまざまな理由があり、なかでも「設置数が多い」というのがとくに大きな理由のひとつです。


日本は山地や丘陵地が多い地形で、高低差のある土地での宅地開発が全国各地で行われてきたため、間知石を使用した擁壁も全国的に多い傾向にあります。宅地造成等規制法施行令の第六条には、擁壁は「鉄筋コンクリート造、無筋コンクリート造又は間知石練積み造その他の練積み造のものとすること」と定められていることも、間知石が一般的に広く使われるようになった背景といえます。


また、間知石の石積み擁壁は一般的には20〜30年程度が寿命とされているため、老朽化した擁壁は補修が必要です。築年数が経過した間知石の石積み擁壁は、ひび割れや石のズレ、目地の劣化などのトラブルが生じやすくなるため、補修の必要性が高まります。


さらに、間知石の石積み擁壁のなかでも、現行の建築基準法の施行前に施工されたものについては、安全基準を満たしていない可能性があります。安全基準を満たしていない古い擁壁については、土地の売買時や建物の建築時に補修が求められるケースが多いです。


経年劣化や安全基準以外にも、自然災害による損傷リスクがある場合も補修が必要になるケースがあります。日本は地震や豪雨など自然災害が多い国であるため、間知石の石積み擁壁がダメージを受けやすい環境であるといえます。災害に備えた補修や、災害発生後の点検・補修が必要になるケースも多いです。


出典:e-Gov法令検索|宅地造成等規制法施行令



■間知石擁壁の補修で特に注意すべきポイントは何



間知石の石積み擁壁の補修の際には、「ひび割れや石のズレ、膨らみの有無」「排水機能」「地盤の安定性」「築年数と構造基準」の4点について確認し、「近接工事による影響への配慮」についても怠らにようにしましょう。


まず、擁壁の表面にひび割れや石のズレ、膨らみなどの症状がないかをチェックしましょう。いずれかの症状がある場合は、擁壁の劣化や構造の弱体化が進行しているサインです。とくに、広範囲のひび割れや、石が明らかに動いている場合などは、早急な補修が必要です。


排水機能については、まずは背面からの水圧を逃がすための「水抜き穴」が詰まっていないかを確認します。また、擁壁の表面が湿っていたり、水が流れた跡が残っている場合は、排水不良が疑われます。排水がうまくいかないと、擁壁が変形したり倒壊したりするリスクが高まるため、十分な確認が必要です。


地盤の安定性については、必要に応じて地盤調査を実施して確認しましょう。擁壁自体に問題がなくても、軟弱な地盤では地盤沈下や傾き、ひび割れ、倒壊などのリスクが高まり大変危険です。地盤調査の結果によっては、地盤補強が必要になります。


また、間知石の石積み擁壁のなかでも現行の安全基準を満たしていない恐れのある古いものについては、補修前に築年数や構造計算書、設計図などを確認することも大切です。基準を満たしていないものであれば、基準に適合する補強工事を検討しましょう。


さらに、隣接した場所で掘削工事や基礎工事などが行われる場合、擁壁にも力が加わり、地盤沈下や傾き、クラックなどを誘発するケースがあります。隣接地で工事がある場合は影響について事前に調査し、必要に応じて仮設の山留めや補強を行うなどの対策をしておきましょう。


表面的な補修だけでなく、構造的な安全性や排水機能、地盤の状態などを総合的に点検して対策することが、間知石の石積み擁壁を補修する際の大切なポイントです。



■石積み擁壁補強の施工実績が豊富なトーラスにお任せください



岡山を拠点に各地で「石垣石積みの補修、補強」「やぎのレンタル」「電気通信事業」を展開している株式会社トーラスは、石積み補強の専門業者であり、モルダム工法で確かな高品質施工をお約束します。


弊社は他業者にできない施工場所でも対応可能で、営業所も多数あり、対応可能エリアも豊富です。また、弊社には擁壁診断士が3名在籍しておりますので、安心して擁壁補強をお任せいただけます。


とくに災害に備えるためには、事前の対策が重要です。擁壁補強を検討している方や、擁壁についてお悩みがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。お見積り作成までの費用は無料ですので、安心してお問い合わせください。